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概要:[ベルン 5日 ロイター] - スイス連邦参事会(内閣)は5日、クレディ・スイスに対して経営幹部の賞与支払いの取り消しや削減を命令した。 スイスの法令では、システム上重要な銀行が財政資金を通じた支援を
[ベルン 5日 ロイター] - スイス連邦参事会(内閣)は5日、クレディ・スイスに対して経営幹部の賞与支払いの取り消しや削減を命令した。
スイスの法令では、システム上重要な銀行が財政資金を通じた支援を受けた場合、連邦参事会が賞与に関連する措置を強制することができる。
クレディ・スイスが経営危機に陥り、UBSによる救済合併が決まったにもかかわらず、経営幹部に賞与が支払われることについては、国民の反発が強く、政府が異例とも言える今回の対応に乗り出した形だ。
連邦参事会によると、命令の対象となる従業員は約1000人、賞与の総額は約5000万─6000万スイスフランに上る。
具体的には2022年末までの経営執行委員会メンバーに対する未払い賞与は取り消し、同委員会より1段階下の幹部陣の賞与は半減、もう1段階下の幹部陣は25%減となる。
また連邦参事会は、クレディ・スイスに既に支払った賞与の回収ができるかどうかの報告を義務付けた。
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