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ドル円158円台後半
概要:ドル円は25日朝の東京市場で158円台後半に小幅下落。米イラン情勢を巡る有事のドル買い後退と米金利上昇が交錯した。

25日朝の東京外国為替市場で、ドル円は1ドル=158円台後半に小幅下落した。米イラン協議を巡る緊張緩和への期待で有事のドル買いが後退する一方、米金利上昇がドルを下支えし、相場は方向感を欠いた。
ドル円、158円95銭近辺で小幅安
25日午前9時時点の東京市場で、ドル円は158円95銭から158円97銭近辺で推移した。前週末午後5時の159円12銭から159円13銭に比べ、17銭程度のドル安・円高となった。
前週末の海外市場では、米国時間序盤に159円00銭から159円10銭台で推移した後、ウォラー米連邦準備制度理事会理事の発言を受けて米長期金利が上昇し、ドル円は159円20銭台へ上伸した。東京早朝には158円70銭近辺まで下げたが、その後は158円90銭台へ戻した。
直接の材料は、米イランの終戦協議を巡る報道と発言だった。トランプ米大統領は23日に合意発表が近いとの趣旨を示した一方、24日には合意を急がないよう代表団に指示したと明らかにした。中東情勢を巡る見方が揺れ、ドル円では有事のドル買いをいったん解消する動きと、下値での買い戻しが交錯した。
ユーロ、対円・対ドルで上昇
25日午前9時時点で、ユーロ円は1ユーロ=185円04銭から185円06銭近辺と、前週末午後5時の184円71銭から184円73銭を上回った。ユーロドルも1.1642ドル近辺と、前週末の1.1608ドル近辺から上昇した。
ドル円が小幅に下げる中でもユーロ円が上昇したため、円はユーロに対して弱含んだ。対ドルでのユーロ上昇も重なり、東京朝方の為替市場ではドル安だけでなく、ユーロ買いの流れも確認された。
ホルムズ海峡観測でリスク選好
25日前場寄り付きの東京株式市場では、日経平均株価が前営業日比319円88銭高の6万3658円95銭で始まった。原油輸送の要衝であるホルムズ海峡の通航再開観測が支えとなり、半導体関連を中心に買いが先行した。
25日午前9時15分時点では、日経平均は6万4471円18銭と前日比1132円11銭高、TOPIXは3924.99と32.53ポイント高だった。中東情勢への警戒が和らぐ場面では、原油供給への懸念が薄れ、株式市場のリスク選好が強まりやすい。為替市場では、安全資産としてのドル需要や円需要の変化を通じて、ドル円やクロス円の値動きに影響する。
動きの背景
今回の為替変動の中心は、有事のドル買いの巻き戻しと米金利の上昇だった。中東情勢を巡る緊張が後退するとの受け止めは、リスク回避時に積み上がったドル買いを弱めた。一方、FRB高官発言を受けた米長期金利の上昇は、ドルの金利面での支えとなった。
東京市場では米英休場も重なり、流動性が限られる中で大きなポジションを取りにくい状態となった。ドル円が158円台後半へ下げた後に買い戻されたことは、地政学材料だけで一方向に傾きにくい市場環境を示している。
市場での意味
ドル円は159円台前半から158円台後半へ下げたが、下落幅は限られた。中東情勢の緊張緩和を受けたドル買い後退と、米金利上昇によるドル下支えが同時に働いているためだ。
日本の投資家にとっては、ドル円の水準が依然として158円台後半にあることが重要となる。円高方向への動きが出ても、米金利と地政学リスクに左右されやすい状態が続いており、東京時間の為替市場はニュース主導の値動きになっている。
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