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概要:米ブラックストーン・グループはマンハッタン・ミッドタウンのオフィス拡張に向けリース契約を結んだ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
米ブラックストーン・グループはマンハッタン・ミッドタウンのオフィス拡張に向けリース契約を結んだ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
非公開案件だとして関係者が匿名で語ったところでは、同社はテクノロジー・イノベーション担当グループが入居しているレキシントン街601番地のスペースを2倍余りに拡大する。同社のスペースは20万平方フィート(約1万9000平方メートル)増え、計30万平方フィート余りになるという。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で空室が目立つマンハッタンのオフィス市場にとって、今回の契約は追い風となる。
ハイブリッド型の勤務形態が普及する中で多くの入居者がスペースを縮小する一方、金融・テクノロジー業界の一部大手は人員増加で新たなオフィスを模索。ケン・グリフィン氏率いるシタデルやメタ・プラットフォームズ、アンドレアス・ハルボーセン氏のヘッジファンド会社バイキング・グローバル・インベスターズなどは新たなリースを検討している。
ブラックストーンと同社側の仲介業者ニューマーク・グループの担当者はいずれもコメントを控えた。当該物件のオーナーであるボストン・プロパティーズにコメントを求めたが、すぐには返答がなかった。
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