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概要:[ロンドン 15日 ロイター] - 米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは14日、ロシアがドル建て債の支払いをルーブル建てで行ったことについて、デフォルト(債務不履行)に該当する可能性が
[ロンドン 15日 ロイター] - 米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは14日、ロシアがドル建て債の支払いをルーブル建てで行ったことについて、デフォルト(債務不履行)に該当する可能性があるとの認識を示した。
同社は「ロシアは2022年満期と24年満期の2本の債券について、米ドルではなくルーブルで支払ったと報じられている。これは、当初の債券契約の支払い条件が変更されたことを意味し、猶予期間が終了する5月4日までに是正されなければ、ムーディーズの定義でデフォルトに該当する可能性がある」と表明した。
18年以降に発行されたロシアの一部のユーロ債は、一定の条件下でルーブルでの支払いが認められているが、今回の2本の債券を含む18年以前に発行されたユーロ債は、ルーブルでの支払いを認められていないという。
「投資家は期日通りに外貨契約の約束を得られなかったというのがムーディーズの見解だ」としている。
デフォルトと認定されれば、同国にとって1917年のロシア革命直後以来の大規模な対外債務のデフォルトになる。
ロシアは債務返済を望んでいるが、西側諸国の制裁で返済が妨げられていると主張している。
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