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OPEC+増産延期可能 WTI原油価格大幅上昇
概要：15日、英国のEU離脱と景気刺激策の影響により、WTI原油価格は2％急増し、当日の最高値である47.73米ドルになりました。市場はOPECプラスの増産が延期すると予想しています。
新型コロナウイルスの感染が再び拡大したことにより、各国はより厳格な封鎖措置を講じました。国際エネルギー機関（IEA）が15日に発表した報告書によると、ワクチンの普及するまで数ヶ月かかるため、今年と来年の世界石油需要は下がると予測しています。
IEAの月次報告書は、このコロナ禍が悪化している状況で、OPECプラス産油国に原油生産を削減するよう求めました。OPECの議長国を務めるアルジェリアのアタール（Abdelmadjid Atta）エネルギー相はOPECプラスの原油生産量が来年4月までに増加するという保証はできないと述べました。これは、次のOPECプラス会議で、原油増産を延期するか、生産量を減少させる可能性があることを意味します。
市場は、米国の共和・民主両党が景気刺激策について合意に達することに賭けました。15日に、英国はEU離脱後の漁業権の要求を下げり、EUも漁業協定に譲歩し、上記の要因により原油価格が押し上げられます。
本日、米エネルギー省エネルギー情報局（EIA）が原油在庫量について発表する予定です。EIA原油在庫が大幅に増加した場合、原油価格のさらなる上昇を制限することが予想されます。
（写真はWTI原油価格チャートです。）
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